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2019年10月 アーカイブ

2019年10月07日

55歳の別れ

10月7日(月曜日)


先週、55歳の若さでこの世を旅立った友人。

お互いに実年齢を知らず、一年に1回顔を合わせ、何を言っても何を愚痴っても全く実害の無い関係を続けてきた友人の一人です。

2年前の暮れに合ったのが最後・・・。

その時は自分が心骨注いで築き上げた仕事を手放す事となった経緯と理不尽さを悔しそうにつぶやいていました。

その悔しそうなお顔と声が祭壇の写真の笑顔とは少しズレがあって、さぞ無念であっただろうと想像していました。

しかし、神殿式のお通夜が進み、焼香の代わりに玉串を納めると『そうか、若くしてこの世のお役を務め切ったのか‥‥』と思うようになりました。

1年に1度顔を合わせる友人たちが、まさか喪服で顔を合わせるとは夢にも思いませんでしたし、お仕事上の事情を知っていた故に、寂しいご葬儀だと悲しいなアと不遜な事を思っていましたが、それは立派なご葬儀でした。

かつての部下だった方々が泣いていらっしゃるのを見て、『良かった。ちゃんと愛されていたんだ。私たちの前に姿を現すときと同じように、真摯で優しくて、人として偉ぶらない本物の坊ちゃんだったんだ‥‥』と何だか安心しました。


仕事が大変だとか、面倒な事が続くと逃げ場を探したくなります。

でも、どんな場でもまだ役割が残されているのであれば、精一杯生きて、そのお役を果たさなければいけません。

帰りの新幹線で、そんなことをしみじみ語る事が友人とし出来る供養の一つかな?と思っていました。


2019年10月10日

何が幸せ?

10月10日(木曜日)


ご高齢者の健康と日々の生活をご支援するにあたり、わたくし共が気を付けなければいけない事は、自分たちの価値観や自分たちの都合で物事を進めない・・・・と言う事です。


緊急時以外は、どんなに歩みが遅くてもご本人に出来るだけ会得して頂く為の努力をしたいと考えています。

説得ではなく、会得です。

悩んだ末に手放さないといけない事、多少の不本意さは残っても、その中で自分の意と折り合いをつけて頂くのが望ましいと思います。

子供や家族の立場として、出来るだけ元気で手が掛からないでいて欲しいと願います。

反対に、手助けが必要になった当事者はその事に負い目を感じる事が多々あります。

お互いの感情が生まれる中、また現実を生きる中で、双方の想いのすり合わせを確認していく事もわたくし共の重要なお仕事となります。

理屈ではどうにもならない事が当たり前の様に立ちはだかります。

合理的な考え、方法が全く役に立たない事の方が多いかも知れません。

人の営みというのは理屈ではないですし、非合理的であってもその生き方を選択されるのであれば、否定はできません。

結局、その方々がどれだけ笑って過ごせるか?

そこがテーマになるのだと思います。


老いていくという現実を日々の変化からくみ取り、その老い方を尊重する。

仕方ないとスルーする事とは違うので、尊重する事はそれなりの工夫とエネルギーが必要です。


直接的なご支援が少なくなってはいるものの、まだこのお仕事の場に身を置かせて頂くと言う事は『もっと学べよ』という事なのだろうと思っています。

2019年10月15日

備える事

10月15日(火曜日)



土嚢の代わりに水嚢を作りました


この度の台風19号により被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

先週末、命に係わるくらいの大規模台風について様々な情報が伝わってきました。

江東区は水害の街・・・・・。

弊社も3店舗が1階で大きな道路に面しているので大水が発生したら大惨事になり兼ねません。

スタッフ達の安全確保と店舗に於いてはPC上のデータの保存が一大事でした。

数年間の台風情報の際に、区役所から土嚢を頂きましたが、その後の処理に苦慮した体験から今回は『水嚢』を作り、段ボールに置いて入り口を固めました。


『備えあれば憂いなし』です。


このアイデアを直ぐに形にして、手分けしてビニールに水を詰めました。


土嚢と違って水嚢はいらなくなったら流すだけですので、片付けも容易だったようです。

金曜の夜、力仕事に向いていないにも関わらず、皆の動きを見ているだけでは気が済まず、水嚢入りの段ボールを入り口付近に移動させようとした瞬間、すごい力が一気に入った為ワンピースのファスナーが壊れました💦💦

幸いレインコートを持ってきたので、それを着て帰宅する事が出来ましたが、ファスナーは基に戻らず、ワンピースは手放す事になりました。

今朝、保険会社のご担当者から『社員さんや店舗に被害はありませんでしたか?』とお気遣いの電話を頂きました。

その時は『お陰様で何事もありませんでした』とお応えしましたが、後になって『ワンピースは被害対象になるの?』と思いました。


それはともかくとして、無事でいる事が本当に有難く、また被害に遭われた方々に対しては心が痛いです。

そう思うだけで、何にも助けにならないのですが、まずは自助。

自分たちの命や施設を守る事。

出来る事はまだまだあるはずです。

この様な危機がある時ほど、自分たちがもっと知らなければいけない事、やらなければいけない事を見つけていけると思います。


2019年10月21日

配慮の表し方

10月21日(月曜日)


昨日、デビュー50周年になる方のコンサートに行って参りました。

オープニングから立て続けに何曲も歌って、本当にパワフルな前期高齢者でございました。

シンガーのコンサートは曲と曲の間にどんな話をされるのかが楽しみの一つでもあります。

最近ではMCと言われていますが、昨夜の主人公は『間』が何とも味わい深くて、流石に50年第一線を歩んできたなアと風格が表れていた様に思います。

ご自身の50周年の記念ツアーでありながら、お祭り騒ぎが出来ない昨今の状況をさりげなく語りると共に、とんでもないバブリーな時代を生き抜いてきたからこそ、この頃は『何うするにしてもスケールが小さくなった・・・・』と少し残念がっていました。

スケールが小さくなったとは、配慮が強めになった結果でもあると思います。


不幸なことに、この度の台風で命を落としたり、住む場所を失った大勢の方々がいらっしゃるのも確か事です。    

会場の中にも楽しみにチケットを手に入れながら、来られなかった方もあるでしょうし、悲しい現実を受け止めながらも。一時夢の世界に浸って元気になった方もあるかも知れません。


開催者としては、その事を明確に言葉にするのがいいのかどうか、きっと議論があった上で直接的表現は避ける事を選択したのかしら?と想像します。


クラシックでもポピュラーでも演奏会場に身を置くという時間は本当に非日常的で幸せな事です。


一方、人々が大変な時に、自分だけ楽しい時間を過ごす事に罪悪感を抱く事があります。

ただ、ラグビーにしてもそれぞれの人たちが懸命にその瞬間を最高のものにする覚悟があれば、あおれは十分に伝わりますし、何とも言えない勇気や優しい気持ちが芽生えます。


自分たちが優しい気持ちを抱けること、事の大きさに怯え、縮こまっていた心を開放し、前に進める気持ちになる。

音楽や静かな語りもそのきっかけの一つになる事は明らかです。

2019年10月24日

健康に感謝


10月24日(木曜日)


昨年の秋は台風と同じ時期に喘息の発作が続き、一歩間違うと入院騒ぎになるところでした。

昨日23日、お陰様で元気に誕生日を迎える事が出来ました。

毎年、この日を忘れずにわざわざお顔を見せて下さる方々、お花や手作りのケーキを届けて下さる方々には本当に頭が下がります。

そのご好意を図々しくも、ただただ嬉しく受け止め、無事にこの日を迎えられた事に感謝するのみです。


年齢を重ねて迎える誕生日は、若い頃とは違って感慨深いものがあります。

当たり前に時を過ごしている様ですが、当たり前が当たり前でない事を実感する年齢でもあります。


健康でいられる事、その為に適切な生活を送り、適切な医療を受け、適度に緩める事も必要になって来ます。

適切な生活・・・・これが最も重要な事です。

食べる事・眠る事・動く事・休む事・清潔にする事・解りやすい環境を作る事・・・・。


それから適度な刺激・適度なストレスを受ける事。


刺激と言えば、昨日は薬局経営者であり、様々な地域とのつながりを実践している方々のお話を拝聴して参りました。

お一人は、カンブリア宮殿にもご出演なさった方ですが、実にお話が上手でグイグイ引き込まれていくのが判りました。

話が上手というのは、単純に面白可笑しいのではなく、実践に伴った事実や影響を伝えようとする気持ちが伝わってきたのと、実際に活舌が良く、声も聴きとりやすく、テンポもわたくしには丁度良かったと思います。

誰かにモノを伝えると言う事は、いくつかの要素が備わっている方が抜群に良いのだと学びました。

薬局経営がこの先安泰ではない事。その根拠を理論的に伝えた後に何を仕掛けて今があるのかを
お示し下さいました。

くすぶっていたモヤモヤ感にメスを入れられた感じがしましたが、それはスッキリしたものでした。

一つ年を重ねたその日に、もっとやれる事が見えてきたような気がいたしました。

気がした・・・だけではうっすらと熱が冷めるので、早速作戦を考え情報収集する事としました。

行動を起こすのには、その理由を明確にし、動かすためのエネルギーが必要です。

考える事。決断する事。動かす事。

それは健康でなければなかなか出来ない事です。


亡き父は私と同じ誕生日。

命が続いていたら98歳でした。

わたくしが沢山の方々にお祝いして頂く事に感謝しつつ、両親の仏壇を守ってくれている兄夫妻に父・母の誕生日にお花を贈っています。

健康な身体をこの世に授けて頂いた事に感謝し、願わくばもう少し人様のお役に立てるお仕事を続けさせて頂ける様に・・・二人の写真に向かって手を合わせました。

2019年10月29日

懐かしい再開

11月29日(火曜日)

自身の処方薬を受け取りに薬局へ出向いた際に、懐かしいお客様と再会いたしました。

目と鼻の先にお住まいでありながら、もう10年近くお目に係っていませんでした。

もしかしたら、転居されたのかしら?と時々そのお宅の前を通りながら思い出していた方です。

ひとしきり、懐かしい昔話に話がはずみました。

当時、中学受験で大変だったお嬢様の様子を伺ったら、結婚してお子様が生まれたとの事。

『おじいちゃんはお宅のお世話になって、少し楽が出来るかと思ったら、今度は孫の世話』と笑っておられましたが、人様の生活の変化を伺うと、ずいぶん時間が経っている事を実感します。


ただ、薬局にお越しになると言う事は、お薬が必要だと言う事です。

子育て、介護、お孫さんのお世話・・・・。

お仕事はしばらく前に辞めたそうですが、次々と自分の事を後回しにしなければいけない事情が覆いかぶさっている事がお話から伝わってきます。


はつらつとした姿は昔と変わっていませんでしたが、そろそろご自身の体調管理が必要になって来たようですので、どうかお薬が増えない様に・・・と日常生活で工夫出来る事、自覚症状が無いだけに忘れがちなポイントをお伝えしてお別れしました。

5分、10分の間薬局に滞在するとこの様な場面が時々あります。

そんな時に少しでもお話ができて、何となく困りごとを伺いながら、頭の中をフル回転させながらお役に立てるヒントを探します。

そのやりとりこそが、共感する事の様に思います。

ヒロ薬品が薬局の本店しか無かった時代はそこで最大のパフォーマンスを発揮する事が出来ました。ですからいまだにお客様のお顔とお名前が一致するのだと思います。

今は、もっと多くの方々に多様なサービスをご提供できるまでになりましたが、直接的なお客様との関わりが減ったのは、少し寂しい気がいたします。

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