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これから始まる事

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≪ 満開の桜もこれから ≫


3月24日先週の水曜日の出来事・・・・。


その日は真冬に戻った様な寒さでしたが、吐く息が白い中、一日の締めくくりにとても温かな笑顔に励まされて帰ってきました。


東京都のモデル事業の一環として、墨田区・江東区・江戸川区の三区で在宅リハビリに関したプランを施行する為に、昨年より、何回か会議を設けています。

その事業の遂行にあたり、中心になってご尽力頂いているのが、東京都リハビリテーション病院に置かれている事務局の皆様です。

私は、立場上、色々な会議に区を通り越して出席していますが、この会議は、主催者側のご配慮が大きく、とても感じの良い会議です。

それは、中心となっている林院長のお人柄に全て現れている様な気がしています。

先生のお話しぶり、お優しい笑顔を拝見していると、周囲の方もその良い影響を受けているのだなアと感じさせられます。

会社で言うと、社風?でしょうか。

ですから、事務局の皆さまも含め、院長先生にお目にかかる度に、勝手ながら心のリハビリをして頂く様な気分になります。

きっと、お仕事場では緊張の場面や、迫力のある議論がなされているのだと想像していますが、普段の姿は、隠そうと思ってもそうそう隠し通せる訳ではありません。

私も「外面が良い」方ですので、ごくたま~に褒めて下さる方もいない訳ではありませんが、自分自身、本当に豊かで温かい人間で有りたいと思いつつ、なかなか理想の振る舞いが出来ず、悩むところでもあります。

会議に参加される方々は、常にリーダーシップをとって迫真に迫る発言をされる方、結論の解らない長い話を続ける方、人の話を聞かずに結論を叩きつけ、決めつけるパターンの方、もしくはダンマリ・・・・本当に様々です。

議長、進行役はその取りまとめを行い、ある種の結論を導く必要がある為、苦労が多いものです。
一つの会議で、クタクタになってしまう事も度々ですが、林先生の様に笑顔で進行して頂くと、同じ時間を過ごしていても、疲れを感じません。

本当に見習いたいものです。

この会議を通し、江東区の事業として決まった事は、「障害認定を受けている重度者の在宅リハビリをリハビリサポート医と共に提供する事」で、実現に向けて準備を開始している最中です。

その対象になる患者様、役割を担う医師会の先生方、そしてセラピストの皆様の選定を含め、開始までにするべき事が山積しています。

モデル事業と言うのは、一定の効果が認められなければ、その期間で終了すると言う事です。

様々な、保険や制度のはざまで見過ごされながら、在宅にいらっしゃる重症患者の皆さんにとっては、この事業が本格的に運営されれば、もっと過ごしやすい状況を望めるかも知れません。

医療や介護保険の様に、国本体が決める事をやすやすと変える訳にはいきませんが、自治体レベルで身近な事業を完成させるのには、私達の様な小規模の事業所や介護事業者の団体の意見が反映されやすく、想いと行為が一致する印象があります。

まだまだ、成功のイメージを持つまでには、時間がかかりますが、初めの一歩を歩み出した事だけは事実です。

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2010年03月25日 13:06に投稿されたエントリーのページです。

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