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自分が嫌になる時

11月25日(水曜日)

介護事業所の特徴の一つでもありますが、離職者が後に資格を得る為に必要な就業証明書に代表印を押して欲しいと書類を送付してくる事があります。

この仕事には向かないのでは???と誰もが感じていた人がケアマネージャーの資格を取ろうとしているのを知らされると、就業していた証明はするけど、資格を得てその仕事をするのは同業者として反対!!と追記したくなることもあります。

今日は、資格とは関係なさそうな書類が届きました。

「お忙しい所お手数をおかけします」と一応それらしい挨拶文は添えてあるものの、何の為にこの書類に代表印を押すのか全く理由が書かれていません。

代表印も軽んじられたものです(-.-)

こんな時、働いていた時の姿と、退職する際の姿が重なってきます。

自分本位に過ごしていた人は、やっぱり欲しい事だけしか伝えて来ないものだと。

先日面接にお越しになった70代の方は、「お世話になったところには、後で笑って挨拶できるようにしておきたいです。だから辞め方も大事にしたいです」と仰っていました。

イエローハットの創業者である鍵山氏は
『滅びの三原則』として以下の三つは絶対にやってはいけないと教えて下さいました。
1)忘恩(人様にして頂いた事、恩を忘れる事)
2)無反省(人から注意を受けても自分の行いを振り返らない)
3)傲慢(欲望、過度の自己愛などを指し、驕り高ぶり、周囲を見下す態度)

時々自分自身を振り返る時に思い出しますが、まだまだ修行が足りないなアと思います。

就業証明書も何も考えずに、ポンポンと押せばストレスがないものの、人の命に係わる仕事を生業としようとする人には、相当厳しい倫理観を求めてしまうのです。

配慮の無い人は、どんなに偉そうに振る舞っても底が知れています。

退職後も配慮の無い不躾な郵便を送られると、本当に不愉快です。

こんなことを不愉快に思う小さな人間なんだと、また自己嫌悪に陥るのです。

フランスで起きたテロで妻を失った夫のコメントが感動を集めていますが、なかなか人を許すとか憎しみの感情を相手に伝えないことは出来ない事です。

採用も雇用の継続も、社長の責任ですのでグチを言っても始まりませんが、今いる社員達には鍵山さんの教えの通り、素直で、謙虚、して頂いた事に感謝できる人であり続けて欲しいと強く思うのでした。


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2015年11月25日 19:33に投稿されたエントリーのページです。

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