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『サービス業』を感じた日

6月7日(火曜日)

昨日の朝一番で二年ぶりの健康診断の為お腹を空かせたまま指定のクリニックへ向かいました。

毎朝、それほどご馳走の朝ごはんを食べている訳では無いにも関わらず、「食事抜きで来て下さい」と言われると、何だかとてもひもじい気がするのは何故でしょうか?
(単なる食い意地が張っているだけ…なのでしょうが💬)


二年ぶりと言うのは、去年の検診予約の日は急遽クレームの対応に当たったのでキャンセルしたままだったからです。
一年はあっという間です💦


さて、二年ぶりの検査でしたが、特にX線関係の方の対応と技術がとても良くて滅入らずに済んだ事はとても助かりました。

バリウム検査の際に『右を向いて、ぐるっと一回りして・・・・』など次々指示が出ても、油断するとゲップが出そうになるので、それを我慢するのに必死になっていると早口で言われていることがわからなくなる瞬間があります。

以前。ちょっと間違えた方向を向くと口調が厳しくなる方がいらっしゃったので、少し気が重かったのですが、今年は『当たり年』でした。

そういえば、検診申し込み窓口の対応も数年前と違って、感じの良い女性でとても親切でした。
医療はサービス業だと言う事を、受診者の立場から感じた数時間でした。


全ての検査を終えて、午後からは夏のご挨拶の為のお買い物。これも一仕事です。

昨日は一日お休みを取っていたのですが、平日だと空いているので、この際ボリュームのあるお買い物を済ませておきたかったので思い切って出かけてきました。

百貨店で対応下さった方も今回は『当たり!!』でした。

ご年配の方でしたが、面倒な事を辛抱強くきちんと聞いて下さり、物腰が柔らかく、丁寧な仕事ぶりが伝わってきました。

そして、対応の際のお顔が素敵。

若かった頃の母を思い出す様な優しいお顔で、笑顔も本物でした。

百貨店のベテランさんは笑顔を作るのがお上手なので、それらしい言葉と表情をなさいますが、昨日の方は、とても自然でした。嬉しかったです。


一方、売り場が変わるとまた色々な方が色々な対応をなさるので、これもまた一つ一つが勉強になります。

エレベーターに乗り合わせたご高齢のご婦人お二人。
お一人の方はエレベーターの片隅にある三角の椅子に掛けておられました。
お昼時なので、お腹がすいたという様な会話をされていましたが、椅子に掛けていた方が「少しお腹に入れとかないと・・・」と言って取り出したのがドリンク剤でした。
(ドリンク剤、活躍するな~~~)

キャップをギギギっと回して、グビグビっと飲み始めました。(握力あるんですね・・・・)

1階から乗って、7階くらいは直ぐに着きますがマイペースです。

ドアが開いて、お付き添いの方はグビグビの方を即しましたが、グビグビの方はあくまでもマイペースです。

他に乗車しているのはわたくしだけでしたので、エレベーターガールさんは申し訳なさそうにこちらに気を使いながらも、「急いで下さい」的な雰囲気を漂わす事は全くありませんでした。
むしろ『お足元にご注意下さいませ。』と微笑みを絶やさずしっかりドアを開けたまま安全に売り場に移動するのを見送って「宝飾品売り場は右手奥でございます」と行きたい売り場を案内していました。


宝飾品売り場が目的地だったんだ・・・・と思いながら色々なお客様にきちんと対応している若い方を『スゴイな~~』と思いました。同時にウィークデーのお昼間はこうしたお客様がいらっしゃるのだと改めて知ったのでした。

ご婦人方をお送りしたエレベーターガールさんは今度はわたくしに「大変お待たせをいたしました。ご協力有難うございました」ときちんとご挨拶をなさいます。当然その様にトレーニングを受けているのでしょうが、もし他の方から「ドリンクをこぼして洋服や靴が汚れたらどうするんですか!」なんてクレームがあったらどう対応されるのかしら?・・・・なんて事を想像していました。

医療の場でも、物を売る場でも、一生懸命に『サービスとは何ぞや』と考えていることがとてもよく解る体験でした。

ウチも学ばないとなりません。

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2016年06月06日 19:10に投稿されたエントリーのページです。

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