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勤続表彰

7月21日(金曜日)



今日の全体ミーティングにて勤続10年と5年の表彰を行いました。

石の上にも3年という諺があります。

『冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる。がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえ』と言われています。

3日・3ヶ月・3年という節目も日本人は良く例えにします。

3日坊主、3ヶ月の試用期間・・・・。

医療や介護の業界だけに限らず、最近ではどんな職場・業界でも一つの会社に留まると言う事を美徳とはしなくなりました。

仕事の価値観は時代と共に変化していくものなのでしょうか?

仕事の価値観というよりも、突き詰めると自分自身に対する価値観、自己実現、エゴイズムを優先しても咎められないある意味良い時代になったのかも知れません。

うちの人達は、わたくしを含め全て転職組です。

入社する年齢もまちまちで、随分良い年齢になって転職してくる人も少なくはありません。

だからこそ、5年間、10年間一つの職場で勤務し続ける事に意味があると思うのです。

離職率、定着率が悪いと言われている業界に於いて、長く勤めて頂けることは社長として大変ありがたい事です。


連日の様に求職者の斡旋の電話がかかりますが、残業が多くて環境を変えたい。でも残業代を含めた今までの年俸は維持したい。だから管理職として転職したい若い人がいる。とのお話がありました。

保険事業には届け出が必要とされる管理者が必要です。
店舗を次々作る事業所では経験のない人でも、年齢が若くても資格さえあれば管理者に据える傾向があります。

実直に仕事を極め、必然的に管理職なってそれなりの報酬を得る。

この根本がどこかに飛んで行ってしまっている事実を突きつけられる度に怒りを飛び越え、吹き出した後にため息が出てしまいます。でも本人は思っている事をそのままコンサルタント、コーディネーターに伝えているだけなのでしょう。

人手不足であれば、多少の事は目を瞑って採用してしまいたいと思う経営者は沢山いるのです。

だからと言って、自分の仕事とコストの計算が出来ない人に管理職を任せられるはずがありませんし、共に働く人たちにとってこんな迷惑な話はありません。

今日の為に、定型文では無く、一人一人出会い(面接)の場面から今までのエピソードを思い出しながら表彰状の文面を作りました。

案の定、読み上げている最中込み上げてくるものがあり、鼻水を垂らす事となりました。

とんでもない残業時間のストレスで、自らの命を絶ってしまうと言う悲惨なニュースを耳にしながら、まずは元気で笑いながら仕事に取り組める環境を作って行くことが社長の仕事だと改めて感じるのです。

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2017年07月21日 23:33に投稿されたエントリーのページです。

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