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差し上げられません

11月21日(水曜日)


私どもの会社では自転車の活用が欠かせません。

また自転車やバイクで通勤する社員も多く、駐輪場問題には悩まされてきました。

どうしても歩道に置かざるを得なくて通行の方々にご迷惑をお掛けしてしまう事もありますし、薬局のお客様の自転車を置くスペースも無く、時々ご不満を漏らされるお客様もおられましたが、お詫びする事しかできませんでした。


ケアマネージャー達はバスをお待りになる方々に恐縮しながら出入りをしています。


バイクは何度か駐車違反で罰金を支払う事もありました。

以前から『駐輪場を借りて下さい』という要望はあったものの、どの店舗にも近い場所が見つからず、駐車場をお借りしたとしてもその駐車場に移動するのに自転車が必要・・・という笑い話の様な現状でした。


ところが、神様は我々の悩みをお察し下さったのか、隣の店舗が撤退し、その後をタイミング良くお借りする事が出来ました。


駐輪場としての利用なので、看板も不要ですし、内装も特別な事をするつもりは無かったのですが、あまりにも立ち退いた後の状況がひどかったので、最小限の手を入れる事にしました。

そうそう、電気の契約だけはしておかなければ・・・・と電力会社へ電話をした際に、『お電話番号を頂けますか?』『お名前を頂戴出来ますか?』と一々『下さい』と言うので、『名前はお伝えしますが、差し上げられません。』と返事をしました。


何時頃からか、支払い時にサインをする時も『こちらにお名前を頂戴します』などとちょっと変な感じの言葉になっているので、気持ち悪さを感じていました。

使っているご本人達はそこまで深くは考えていないと思いますが、コンビニでの『1000円からお預かりします』と同じで、何だか不思議です。


言葉は時代と共に変化をしていくものです。

この違和感も数年後には当たり前になって、自分自身が平気で相手の名前を確認する時に『お名前を頂戴します』と言っているかも知れません。


いくら平凡な名前であっても人様には差し上げられません。


先般お亡くなりになった樹木希林さんは昔の芸名をお売りになったと伺いました。

実際に名前を人様に差し上げる方がおられたのにはビックリいたしました。


20代の頃、スーパーの片隅に開設していた無料の姓名判断のおば様に興味本位で占って頂いた事がありました。

本名の『良子』というのは画数が良くないらしく普段使う字として『善子』が良いと進められました。

良子のままだと、家族の縁が薄くなる・・・・と言うのです。

苗字が古谷で、画数的に少ないのか?理由は忘れましたが、何と言っても子供の頃から素直だったわたくしは、その年の年賀状に『善子』と書いたのです。

年賀状のお返事を下さる方は、『古谷善子様』と書いて来る訳です。

そのハガキを父が不思議そうに眺め、それが複数になると『なんでみんな変な字を書いて来るのか?』と疑問を口にしました。

その時に初めて姓名判断の事を伝えると、案の定とても叱られました。

『親が付けた名前のどこが不満なんだ!!』

それはごもっとも。

素直なわたくしはその一喝で直ぐに『良子』に戻したのですが、年賀状効果は数年影響を及ぼしました。


そんな訳ですので、お電話の向こう側の知らない方に名前を差し上げる事は出来ないのです。

 


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2018年11月21日 21:25に投稿されたエントリーのページです。

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