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2010年11月 アーカイブ

2010年11月04日

お別れ

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≪香り続けています≫


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≪ 咲き続けています ≫

 誕生日に頂いた花束の中のカサブランカがまだ、綺麗に咲き続け、馨しい香りを漂わせてくれています。

生きている物は全て命があり、その命の限り何かの役割を持ってこそ生き甲斐があるというものです。

花々達は、美しい姿で、私を楽しませてくれ、心穏やかな思いにさせてくれます。
良い香りは、それだけでリッチな気分にもさせてくれます。

でも、どんな命にも必ず終わりがあります。

今夜、長くお付き合いさせて頂いた利用者の方のお別れに行って来ます。

入院してから、診断や治療方針が定まらないうちのご逝去でした。

「寿命」が何時までと解っていたら、何をしてあげられたでしょうか?

この想いは、家族ならもっと切実に感じるでしょうし、出来なかった事を悔いたり、自分を責めたりもしましょう。

私は、ご家族がお別れの時に後悔しない為のご支援をしたいと常日頃から思っています。それはサービスを組み立てたり、単位数の管理をする以外に、根本的な関りだと思っていますし、その支援が出来てこそ一人前のケアマネージャーだという自負があるからです。

毎週行っているケアマネージャーの会議と研修でも、必ず私が口を挟み、譲れないのはその部分です。

そう言う私がちゃんと出来ているか?と問われれば、まだ不足の事も多いでしょう。

「何時までも元気で生活してほしい」というご家族の願いは、事実無理な事です。
命には終りがあるからこそ、今生きている時間をどう過ごして欲しいのかを確認し合う事が私達の大きな役割で有ると確信しています。


今朝は、薬局で起きたクレーム対応で始まりました。
長年の直感で、私が直接お詫びに行った方が良いと判断し、頭を下げてきた時に、お客様が仰った言葉が私の仕事を「志事」として受け止めさせて下さいました。

それは「薬を貰いに行く人間は、病人なんだよ。色気は必要無いけど、優しくして欲しいんだよ。お宅に行きたいから文句を言うんだよ」と仰った後に、「社長、貴女なら何とかしてくれると思うけど、ちゃんとしないといけないよ。宜しく頼むよ」と逆に励まされて帰って来たのでした。

本当に有り難い事です。

「地域の皆様のお役に立つ」と言いながら、実は地域の皆様に応援され、叱咤激励されながら、仕事をさせて頂いている事を、改めて教えて下さった事を私だけでなく、うちの人達が感じ取って、それを形にしていかなければなりません。

今日、お別れに伺うT様も、長い月日の中でお元気で商売に励んでおられていました。
要介護状態になる前の姿が今でもはっきり思い出され、親切にして頂いた事を忘れる事が出来ません。入院中の辛い時間を終え、やっと元のお優しいお顔に戻られたとか。


お一人、お一人この地域を支えて来られた方が、旅立たれます。

寂しいのは、その方がこの世からいなくなる事もさながら、未熟な者達へ何かを伝えて下さる存在を失う事に有るのかも知れません。


亡くなるその姿を持ってさえも、大切な事を学ばせて下さったT様に合掌。

2010年11月08日

一人旅~その2

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            ≪ 一瞬のmy Beach ≫


今更ですが、今年の記念に海辺の一こまを・・・・。

今日みたいな青空を見上げると、この前訪れた志摩の海岸の青さを思い出します。

波打ち際を歩いたのは、思い出せない程昔の様ですが、確か坂本竜馬の故郷である、高知県のあの有名な桂浜海岸以来だっと思います。


そこで、名物の「アイスクリン」を食べた思い出があります。もう20年位前の事?ですが、ご主人の転勤で住む事になった友人を訪ねて行ったのです。


都会の真ん中に済む事に慣れ切った私は、「ほんの少し」の自然に「大きな影響」を受けます。

海は、その中でも特別です。

先週の日曜に湘南の海を眺められる自宅を新築する夢を叶えたご夫妻の姿がTVで放映されましたが、本当に夢の夢です。

志摩の宿のすぐ傍の海岸に降り、僅かな時間ですが、潮風に吹かれ、大海原を眺めているだけでも、気持ちが澄み切った様でした。

自然に生かされている事を実感し、むやみな抵抗は止めようと思う様になるって、凄い事だと久しぶりに感じたのでした。

やっぱり、時々は大自然に触れる時間を作らないと・・・・・。


2010年11月09日

感謝の想い

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        ≪ やっと秋の気配・・・・ ≫


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≪真剣な学生さんでした≫


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 ≪一日講師です≫


今日、とある福祉専門学校の80数名の学生さん達の前で、「訪問介護事業所として実習生に期待する事」をテーマにお話をさせて頂く機会を頂き、出向いて参りました。

猛暑から、すぐに真冬の様な寒さがやってきて、秋の気配を楽しむ間も無く、街はクリスマスの飾り一色。

しかし、今日出掛けた先では、街の樹木が綺麗に色づき始めており、11月を肌で感じる事が出来ました。

さて、この学校でお話をさせて頂くのは去年に続き二回目です。

去年は「多職種連携」というテーマでケアマネージャーの立場から訪問介護との連携の大切さを、実例のまじえながらお伝えしました。

今回のテーマで外部講師を依頼するのは初めてとの事。

先生方は、カリキュラムの中で精一杯学生さん達に教えようとされていますが、現場の声を聞くのはとても興味深く、効果が大きいらしく、その言葉通り「生の利用者さん情報」をお話すると、食い付きが違うのが良く解ります。

事例を含め、伝えたい事は沢山あるのですが、60分の持ち時間では、相当内容を絞らないと収まりません。

資料も、A4一枚にまとめて、それをたたき台にお話をしましたが、専門学校という所は、新卒の18歳から社会人を得て入学された方等、年齢も背景も様々であり、誰にも共通する事は何だろう?と精一杯考え、まとめるまでには何回も書き直したものです。

この事も含め、正に仕事には「準備」が大事で、上手く行う為には絶対に必要であるのだと言う事を熱弁して参りました。


結局は・・・。

「人は人として人の役に立ってこそ、人としての価値を見出し、生きる喜びを見出す」

この言葉をキーワードに話を組み立てました。

この言葉の意味が伝わったとしたら、それだけでも大成功でしょうか?


外部講師が来る事を知りながら、堂々と遅刻をしてくる学生さんの姿をみると、同席されていた教師の方々のご苦労を想像してしまいます。

しかしながら、私もかつてあった「若い頃」にはずいぶんその頃の大人達に迷惑や心配を掛けたと思っていますし、良く面倒を見て頂いたと、今でこそ感謝の想いで一杯です。

と、これを書いている最中に、担当の先生が、学生さんが「今日の話を聞いて受けた印象や、こころが動いたこと」を自由に記述して下さったコピーを届けて下さいました。

話がアッチに行ったり、コッチに行ったりしたにも関らず、皆さんがしっかり集中して聞いて下さった事が書かれているではありませんか!!


中には「古谷良子さんの魅力に圧倒された」と♪ ヤッホ~!! (でも女子)


今回私が一番懸念していた事は、介護の仕事を「大変な事」といったイメージを植え付け、責任の重さから現場を直視しない学生さんを生み出す事でした。

でも、『実習が不安でしたが、受け入れて下さる利用者様の為に頑張りたいです』というコメントが多く、若い方の後押しに少しは貢献する事に成功したみたい。
良かった♪ 良かった♪

私と出会った以上、誰にも幸せな感情を持って欲しいと、それはそれは大それた想いがあるのですが、少なくとも、今日の学生さん達の数名にはその想いが伝わったのを実感して、今の私は幸せな気分で、胸一杯です。

私こそ、良い機会を与えて下さって、本当にありがとうございました。


2010年11月16日

煮物で晩酌

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≪ 秋のお惣菜 ≫

どうやら私は「忙しい人」と思われている様です。

その時期が長かったせいもあり、今では定時に自宅に向かう事に違和感があります。
会社の終業以降の会議が多いせいもありますが、何も予定が無いまま自宅に帰るとリズムが狂ってしまいます。

昨日は丁度そんな風に珍しく何も無い日・・・・・。

たまには、TVで観たお料理を再現してみようか♪ と思い付き、小雨降る中スーパーに寄り、食材を購入しいそいそと帰宅。

日曜の夜に放送されている、テレビ朝日の「うちごはん」で紹介していた『さつまいもの筑前煮』に挑戦しました。


冷蔵庫の中にあったはずの「味醂」「料理酒」の姿が見えず、封を開けていなかった取って置きの「鹿児島焼酎」を料理酒の代わりに利用。紹介のレシピをアレンジしながら、「良子流」に仕上げちゃいました。

もちろん、晩酌はその焼酎。

社員に「美味しく出来たら持ってくるね」と言ったので、材料も多めに買ったものの、その分味付けは相当な「勘」


でも、自分の為に作る料理は基本ですが、誰かに食べて貰えると思うだけで、「頑張ろう!」と気が入るのを久しぶりに体感しました。


「社長、お料理するんですね!?」 と意外に思う社員もいるらしくたまには「証拠」を見せなくては、と大人気無い一面も・・・・。


実は、日曜は昼頃に「男子ごはん」、夕方には「うちごはん」を見るのが定番。

土曜日には、「キューピー3分クッキング」を観、ウイークデーは、夜間にNHKの「今日の料理」を眺めるのも、珍しくは有りません。

キッチンに立ちながら、アナウンサー役と料理人の一人二役を演じながら進める料理は、気分晴らしには持って来いです。

どの番組にも特徴があるので、それに成りきるのは、ボンヤリ観ているだけでは出来ません。観察力が必要です。

そして、特徴のある先生の口真似をしながら、材料を刻んだり、火の加減を見たり。

これを言ったら、「社長、ホントにそんな事しているんですか?可哀そう・・・・」と言われましたが、全然可哀そうでは無いのです。

何をするのも、面白可笑しくするのがモットーな私らしいではありませんか。

確かに、誰かが側に居ながらの一人二役は「可哀そうな人」でしょうが、堂々と一人なのですから、何をしてもOKです。  あ~~~~楽ちん♪

今夜からは、また夜間の会議や研修会が立て込んで、簡単レシピ、または外食になりそうですが、今週末には昨日の夜に観た、「ジャガイモのシャキシャキサラダ」を「良子風」に作ろうと思っています。

正に食欲の秋です(^^)

2010年11月22日

ワイナリー巡り(^^)Y

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≪ ワイナリーー1 ≫

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≪ このカウンターで試飲 ≫

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≪ ワイナリーその2 ≫

兼ねてから行きたいと思っていた勝沼にあるワイナリーを数件ハシゴしました。


兄の家に遊びに行った際に出してくれたワインが美味しくて、毎年勝沼迄行って買い込んでいる事を知り、「行きた~い!」と申し渡していたのを覚えていてくれたのです。
(こういう点は、何歳になっても甘えられるので、妹は得です♪)

車中で、「初めに行く所は、沢山試飲が出来るよ。でも高いワインは有料だし、メルシャンは全部有料だからね」と事前のレクチャーを受けながら、「ケッ!! メルシャンは強気だね~」なんてケチを付けながら、数年ぶりにお墓参り以外の兄弟でのドライブが実現した事が嬉しくて、大昔に遠足ではしゃいだ気持ちを思い出していました。


中央高速を走り、丁度1時間で目的地に到着。(その為に私は早起きをして、電車で1時間掛けて待ち合わせ場所へ向かったのですが・・・・)

こじんまりと、でも清潔感溢れる1か所目のカウンターで、グラスに継がれた瞬間、相当嬉しそうな顔をしたらしく、兄嫁から
「良子さん、幸せそうな顔ね~~。写真撮ってあげましょうか?」と冷やかされました。
その兄嫁は、お酒が呑めないので、帰りのドライバーとして、酒のみに付き合ってくれているのです。(いつも、有難うございます)


そう言えば、10月のラウンジF(社内懇親会)で「越乃寒梅」の一升瓶を抱えた嬉しそうな姿が写真に収まっていましたっけ。

こう書いてくると、「古谷は本当に酒好き」と評されそうですが、否定はできません。

でも、「好き」と「沢山呑む」のとは違います。

勝沼のワイナリーでも、次から次に試飲させて下さるうちに全部呑めなくなって、兄二人と3人がかりでグラスを空けたのが現実ですから。

そんなこんなで、美味しいと感じた種類を次から次へ注文し、次のメルシャンでも同じくらい配送を頼み、大満足で帰宅したのでした。

次の日曜日には、依頼したワイン達が我が家に到着。数本は早速冷蔵庫へ。その他はワインクーラーの無い我が家では、一番気温や環境が安定しているクローゼットの中に静かに収まっています。

本物のワイン通には叱られそうですが、私が「美味しい」という思えばそれで良し。

12月24日には、大盛り上がりしそうな予感・・・・です♪


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