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2016年08月 アーカイブ

2016年08月01日

勉強はエンドレス


『ロボットスーツ』のデモ・・・・・1



『ロボットスーツ』のデモ・・・・・2



実践的な介護指導はとても好評でした。

8月1日(月曜日)

いよいよ今日から8月です。

8月は夏本番の様ですが、半ばになると海にクラゲが出たり、暦の上では直ぐに秋になるので、何となく気ぜわしい感じがします。

個人的には、pianoの演奏会を終了させない事には、ゆっくりした気分になれないのが事実です💦

さて、先週の土曜にリハビリテーション病院の療法士の先生方が講師になって介護職の向けた実技研修会が❝すまいる💛くらぶ❞で開催されました。

企画・運営は病院の地域連携室が行っている研修会ですが、この度ご縁があって会場のご提供をさせて頂く運びとなりました。

ベッドから車いすへ移乗する際の介護技術など、実践的でわかりやすく、参加者の皆様が熱心に取り組んでいらっしゃる姿を拝見しながら、心の底から「この場を使って頂いて良かった」と思いました。

これからも、ある程度の人数が集まる場所が必要であれば、出来るだけご利用頂ける様にしていきたいと考えています。

それにしても、当日の参加者の中には若い女性も多く、て介護業界も満更ではないと嬉しく思いました。

この方々が、このお仕事に長く従事して頂けるために、何をしていったら良いのか?を試されているようにも思いました。


また『ロボット・スーツ』なるものを現物を見たのは初めてでしたが、なかなか面白い道具だと思いました。

実用には、もっと細かい機能が欲しいと思いましたが、介護の業界だけでなく、農作物の植え付けや収穫など、同じ姿勢を続ける業種の方には便利にご利用頂いているようです。

しかし、1台60万円はどうでしょう?
サイズも複数揃えないといけません・・・・。

この様に勉強会の現場でデモを繰り返して頂きながら、更に使いやすい改善を繰り返して頂き、安価になれば色々な処で欲しがられると思います。

ベッドから転倒し、起き上がらす事が出来ないとか、浴室から出られなくなり、救急隊を呼んで救助された・・・・などという現場ではもはや救急隊はいらなくなると思います。

そうそう、どなたかが「繁華街で酔っ払いの人を救助する時にお巡りさんが使うのにいいかも」とおっしゃっていました。

正に、道具は使いようです。

2016年08月02日

面白い言葉

8月2日(火曜日)

月初は保険請求の為の実績入力や請求書の確認等々、本来は忙しい期間です。

しかし、突然手が空く時間があるもので、『積読』にしてある書籍や定期的に送られてくる冊子に目を通すことが出来ました。

その中で面白いタイトルを発見しました。

それは

『利益を出すことは美しい』というものです。

おまけに、挿絵には大きな紙に筆文字で示している人(多分経営者でしょう)とその文字を見て『おお~~!!!』と関心を寄せている人がいます。(多分社員や関係者でしょう)

この言葉はある会計士の方が書いた記事のサブタイトルです。

税金を払う事が出来なければ、内部留保は増えません。
すると、社員やその家族を守る事も出来ません。

会社が存続しないと言う事は、今弊社のサービス(業務)をアテにして下さっているお客様を裏切る事になります。


よって、利益を生み出すことがどれだけ美しく、大切な事なのかをもっと理解しないといけませんよ・・・。という記事でした。


「会社が儲かっているなら、我々の給与をもっと上げて欲しい」と社員であれば思うでしょう。

し・か・し

儲かった時に給与額を上げたとしても、もし不測の事態になった時にその額を下げる事を良しと出来るでしょうか?

人間は、一度受けた利益は手放したくないものです。


社員に自社の経営内容は誇れるものだと思ってもらえる様、この言葉を使わせて頂きながら、仕事をする価値や、利益を生み出す仕組みをもっと解りやすく伝えていく必要があるなぁと思った次第です。

もう一つ、気になる記事を読みました。

それは定食のチェーン店O-T屋さんの事業承継のゴタゴタの記事でした。

ずいぶん辛辣な内容でしたが、一代で大きくした同族会社を引き継ぐには並々ならぬ課題があると同時に、ドロドロした人間模様がある事が書かれていました。

健全な運営を続け、会社が成長しても、それをどの様に引き継いでいってもらえるかは解らないものです。だから、長く続けることが難しいのです。

美しく利益を出し続け、願わくば美しく身を引きたいものです。

2016年08月03日

都民ファースト

8月3日(水曜日)

今日は第3次安倍再改造内閣が発足しました。
顔ぶれは……。


昨日は初登庁された小池知事を取り囲む様子が何度もテレビで流れました。

他の候補者と大差を付けての当選だけに各陣営の思惑はともかく、男性主体で作られてきた構図の中にちょっとだけ女性を入れてあげるよ。女も頑張れ!と余裕?の発言をしていたら、本当にトップを取りに行こうとしている人物が出てきた。

そして、大差をつけて当選した知事が各関係者に挨拶に出向いたところ、何ともそっけない態度。

カメラマンの記念写真の要望にも大人気ない返事をしている姿を見ると、ガッカリを超えて滑稽に見えてきます。

小池知事が何百人もの職員の前で語った「できない理由を探さない。どうしたら都民の方々の要望に応えられるのか?を考えた行動を取ってほしい」と仰っていましたが、これは何時もわたくしが社員に伝えている事と同じです。

その訓示を受けたからなのか?元々のパーソナリティーなのか分かりませんが、
先日介護職員処遇改善の報告書について丁寧に説明して下さった方からお電話を頂戴しました。

明確な説明のお陰で、スッキリ納得した上で、報告書と計画の変更届けを提出したのですが、何か間違いでもあったのかと、訝しく電話に出たところ、キチンと書類を受理したこと。
次年度の報告の際に改めて今回提出した別紙を添付して欲しい。自分はまだこの課に居ると思うので(笑)自分の名前宛に送って頂くと処理がスムーズだと思う。と伝えて下さいました。

都の窓口の方とこんなに実務的かつ友好的にお話ができたのは初めての事です。

もはや、都民ファーストの行動です。

本当は誰だって人に喜んで頂ける仕事がしたいと、思っているはずです。

ただ、もしかすると今日の様な電話をしたいと思っていても『そんな無駄なコトはしなくて良い』と言う環境があったのかも知れません。

気のせいか、堂々と、晴れ晴れとした声に聞こえました。

「先般の説明から受け取りのご報告、来年の提出のご心配まで、本当にありがとうございます。これで来年は迷わずに済みます」とお礼をお伝えしたところ、何だか嬉しそうでした。

親分の私利私欲に走る報道ばかり続いていたら、どんなに優秀な人であっても晴れ晴れとした気分で仕事をする事は出来ないでしょう。

新しくやって来た、頼もしいおっかさんが職場の士気を高めてくれたお陰で、やる気のある方々の仕事ぶりが上がったのであれば、一都民として大変嬉しい事です。

2016年08月04日

生きそびれない様に。

8月4日(木曜日)

ある趣味の会での一コマ。

数種類のワインと、それに合うお料理やチーズを楽しみに出かけた先でお目にかかる方が、その日のメニューをご覧になって

ここの中華はね〜💦

お値段の割りにお味がね〜💦

ニコニコしながら何度もつぶやかれていました。

講師が起こしになる前のひと時、前回のお話を周囲に話したら盛り上がったなどと、微笑ましい話をしていると、

「皆さんはまだ現役なのね〜。」

「私はここで習ったことなんか話す相手は夫だけだもの。
でも、ワインの話なんか興味無くて、うちでは二人とも日本酒なのよね〜。」

と、何だか盛り下がるコメントで一同の話が苦笑いと共に中断されてしまいました。


集まっている方々は大人の対応をなさる紳士、淑女達ですので、トラブルにはなりませんが、わたくしは『ここに何をしに来てらっしゃるのだろう』と心の中でつぶやいていました。


自分流を通すのは自由ですが、人が楽しんでいる会話に否定的な割り込み方をするのはルール、マナーに反すると思うのです。

わすがな時間を共に過ごす事を決めたら、精一杯楽しい時間にすればいいのにと思います。


もしわたくしが現役を引退して、若い方々の会話に置いてけぼりを感じたとしても、決してスネる様な言動は慎もうと思いました。

ニコニコ微笑んで、私にも楽しくて幸せだったあの頃があったなぁ。
と思いながら、素敵な記憶を呼び覚ますキッカケを作ってくれた人達に感謝することにいたしましょう。

何時だって、死ぬその時まで人の事を羨まず、生きている自分の時間を慈しみ、大事に過ごしたいと思います。

2016年08月05日

そうそう!その通り!!

8月5日(金曜日)


≪練習不足の人ほど、本番で逆転を狙って自滅する。≫

これは沢山の著書を執筆しておられるある作家の方のメッセージです。

わたくしごとではございますが、来週のpianoの発表会に向けて練習も大詰めを迎えています。
先日のレッスンでは当然、両手で弾いたのすが、先生が「では左手だけで弾いてみて下さい」と仰いました。

『エッ??今更片手???』と思いながら弾いてみると、何故か何カ所も引っかかるのです。

右手も同様でした。

初めに譜面を読み込む時には、片手づつ練習をするので、弾けないはずがないのです。
また、両手で弾けているので、左も、右もそれぞれの役割は果たしているのです。

しかし、急にペアを解消されると、自立していない事に気づかされたのでした。

師匠曰く

『左手と右手がそれぞれ依存して両手で弾けている状態になっているだけ。
それだと、本番で、どちらかの手が止まったら両手が止まる事になります。

片手でミスっても、もう一方が止まらなければ音楽は流れ続けます。それが大事!!』

何となく全曲通せる様になると、『弾けている』と思うものですが、ここに落とし穴があったのです。

25歳の師匠は本当に指導方法が奥深いので、感心してしまいます。

『今、片手でミスがあるけど、以前と違うのは今なら直ぐに間違いに気づいて、修正が出来るという事。そして両手で弾ける様になっています。だから心配しないで片手の練習をして下さい。』

と堂々と仰います。

自宅での練習はその通りに行っていますが、今更ながらに譜面に忠実に弾くことがどれだけ重要かが見えてきます。

やっぱり、基本は重要です。

仕事に置き換えてみても、似た様な事が言えると思います。

チームで行っていると一人一人の力量や、進捗が見えにくい事があります。

何となく仕上がっていそうで、大詰めになった時に「どんな感じ?」と一人に確認すると誰かの顔を見て黙る……。

我が事として捉えていない、良くあるパターンです。

チームの中での役割とボリュームに各自が責任を持ってコトを進めれば、これほど力強いものは無いでしょう。

2016年08月09日

不思議なプレゼント


8月9日(火曜日)

今朝、区役所に立ち寄りたい用事があり、自宅から庁舎に向かっていたところ、顔見知りの女性から声を掛けられました。

「おかあさん、アッ💦 お姉さん!!コレあげる!!」と差し出したのがクマの形をしたハンカチ?でした。

赤とピンクの二種類を示し、「一つは友達い上げるんだ。お姉さん、好きな色をあげるから、どっちがいいか言って」と真剣に語り掛けます。

この女性は、昔会社の近所にお勤めだった事もあり、道や横断歩道で信号の待ち時間に良く声を掛けられたのですが、名前も年齢も、どこにお住まいなのかは不明です。

ニコニコと親しみのある様子で「お姉さん!!」と遠くからでも声を掛けてくるので、周囲の人は二人は知り合いだと思っているかも知れません。


今日も、わたくしに声を掛ける前には、区役所の守衛さんとお話をしていました。

そして、わたくしが、「赤いクマ」を頂いてサヨナラをした後に、守衛さんに「赤が良いって・・・」と報告をしていました。

その報告を受けた守衛さんのお顔が気になっていたのですが、報告者と同じ様にニコニコとしていたので、何だか安心して証明書の自動発行機に向かう事が出来ました。


この女性は、バスの中でご一緒した時にいきなり「彼氏がね~~~病気になってね~~、ほら、、もう年だからさ~~~~」と等々に話しかけてきます。

ある時には一緒に旅行に行った話も聞かせてくれたのですが、バスの中全員に聞こえる声なので、ハラハラドキドキしました💦

何かに困って相談するとか、近況を報告するとかではなく(もちろん報告される立場でもないのですが・・・・・)思っている事を素直にアウトプットしたいだけの様子です。


大抵は歩きながらで、こちらが『じゃあここでね』と言うと満面の笑顔で「またね~」とあっけらかんと去り際が良いのです。


今日は、タオルのクマ型ハンカチでしたが、以前はよくお花を頂きました。

「お姉さんに似合うからあげる」と言って差し出すのですが、「いいわよ、自分で買ったんでしょう?きれいだからおうちに飾ったら?」と返しても「どうして?きれいだからあげるよ。お姉さんの方が似合うよ」と言って結局受け取らないと、話が終わらないので、有り難く頂戴して会社で数日間楽しませて頂いた事も何回かありました。


不思議な方ですが、何とも愛くるしく、気持ちがホワ~~ンとなります。

会社のご近所様のお一人が、同じように声を掛けられていた時、「先生も声を掛けられたの?私も知り合いじゃないのに100年の知り合いの様に『お母さん』って声掛けられるのよ。でも誰彼かまわずじゃないみたい。ちゃんと相手をしてくれる人を見定めているのよ・・・」と仰った事がありました。

思い起こせば10数年前・・・・。

信号待ちをしていた際に横からの視線に気づきました。

ニコニコしながら「お姉さん綺麗だね~~。花嫁さんみたいだね~~。」と言われ恥ずかしくてどうしようかと思いました。

花嫁さんみたい・・・と言うのは当時働いていた場所が美容院だった様で、花嫁さんは大体髪をアップにしているのでそう思ったみたいでした。

見ず知らずとは言え、『綺麗』と褒められるのは悪い気がしません。

ある程度の年齢だと思いますが、お顔は子供の様に邪気がありません。

綺麗・・・と言って何か下心があるはずもありません。

あれからずいぶんお互いに歳を重ねていますが、不思議さんは不思議のままでした。


ある方が、「綺麗ですね」と褒められた時に「そんな事ありません」と否定をする人が多いけれど、綺麗だと思ったのは相手であって、その人が思ったことを『そんな事ありません』と言うのは相手を否定ている事だと気づくべき・・・・。褒められたら、「そうですか、自分ではそう思っていませんでしたが、そそ様に言って頂き嬉しいです」と答えるのがマナーだと、どこかの記事に書いていました。


今朝、不思議さんが思わず「お母さん」と呼び掛かけて「お姉さん」に言い直したのも彼女なりの配慮だっただと思うと、何だか微笑ましい限りです。

2016年08月10日

目の当たりの悲劇

8月10日(水曜日)

昨日夕方、JR駅前広場で、突然奇声が上がったので、振り返ると中学生か高校生ぐらいの体格の男の子が広場に大の字になって暴れています。

傍にいる男性が手をつかんで起こそうとしますが、暴れてどうにもなりません。

2~3歳の子供がお菓子やおもちゃ売り場でストライキを起こす様子と似ています。

でも、悲惨だったのは、起こしきれないと解ったとたん、介護者の男性が男の子の両足を持ち、ズルズルとアスファルトの上を引っ張り始めたのです。

背中にはリュックが背負われていたので、それがクッションになっていたのがせめてもの幸いですが、広場からバス乗り場まで随分長い距離を引きずっている途中、その光景にどうしてよいのか解らず、わたくしを含め誰も助けにも行けないし、声を掛ける事も出来なかったのです。

その間、男の子は大声を挙げ、泣き叫んでいましたが、介護者の男性は一言も声を発しませんでした。

先般の施設での悲惨な事件がふと過りました。

障がいを持つ人と関わる難しさ。

男性は父親なのか?他人なのかも解りません。

周囲に好機の目で見られている事も承知のはずです。

行っている行為も尋常ではない事も解っているけれど、大の字になったその男の子をそこに置き去りにしたらどんなに危険なのかを解っているからこそ取った行動なのかも知れません。

以前、自立支援のお仕事をお引き受けしていた際に、外出先でお子様が突然走り出して逸れてしまい、手分けして探したという経緯がありました。

幸いその時には無事に保護されましたが、外出のご支援は本当に大変な事がよく解りました。

地域包括ケアシステムと言うのは、赤ちゃんもお年寄りも、障がいがあっても無くても皆が理解し合って地域で暮らせる仕組みを作ることを目指しています。

わたくしも、少なからず色々な関わりを持っていますが、昨日の様な現場に出くわした時には何も出来ないと言う事を実感致しました。

お互いを理解し合うと言う事は一体何をどうすれば良いのか?


答えを出せずにいます。

2016年08月12日

色々感動しています

8月12日(金曜日)

オリンピックの放送を見ていると、メダルをとれた人、取れなかった人(チーム)それぞれの真剣な姿や、その背景を思い浮かべるだけで、胸が熱くなります。

世界中からその国々で一番強い人たちが集まるのです。

オリンピックの在り方を巡って色々と物議を醸しだしていますが、単純にスゴイ!と思います。


さて、スポーツの感動とは別に、最近とても感動した場面がありました。

あるお店で日本茶とおにぎりをオーダーしました。

約束の時間まで30分あるので、ちょっと時間つぶしに・・・・と思って入ったお店です。


ところが・・・・。


鉄瓶で沸騰させたお湯を、湯冷ましの器(2つ)に注ぎ、もちろん湯呑茶碗にも注ぎ、ビックリしたのは、1杯分だけの容量の華奢な急須もお湯で温め始めました。

急須以外のお湯はそのままで、急須のお湯を捨てた後、清潔そうな布巾で丁寧に容器の内外をふき取ったのです。

茶道の作法自体よく解らない無作法者ですので、内心『へ~~~』と思っていました。

水気が無くなり程よく温められた急須に綺麗な茶葉がスプーン3杯入りました。

ここでもビックリ。あんなに小さな容器にスプーン3杯?????

さて、ここら辺で既に15分くらい経過しています。

お煎茶が入るまでに時間が掛かるので、その前に鉄観音茶を小ぶりの湯飲みで出して下さいました。これもとても飲み易く、少しビックリ。苦い・・・と経験上思い込んでいた概念が飛びました。


その間、湯冷ましの塩梅を確かめる為に両手で慈しむように温度を計っています。

何度かお湯を移し替えながら、ようやく丁度よくなったお湯を急須に注ぎました。

『あ~~ようやく頂けるわ~~~~💛』と時間を気にしながら待っていると、そこからのお時間がまた優雅に掛かります。

十分にな美味しさを茶葉から抽出している間に、他のお客様のデザートの用意などをしています。

『いつかな~~~』と約束の時間が迫っている事に気を取られていたら、とうとうお茶が注がれました。

『やった~~~~♪』と思っていたら、落ちてくるしずくを1滴1滴丁寧に見つめる事になりました。

どの位の時間が経ったでしょうか?

やっとこれで最後!!と見極めたご主人がサッと急須を振って本当の出来上がり。


そして、口に含んだところ・・・・・・。

何とも言えない円やかで、甘くて、薫り高い飲みものになっていました。

これが煎茶?と思うほど豊かなお茶でした。

玉露で似たような体験をした事がありましたが、煎茶でこのグレードを体感したのは初めての事です。

「美味しいですね~~~」と思わずため息交じりにお伝えすると、満足げなお顔で「ありがとうございます。これで3煎まで入りますから、ごゆっくり」と仰いました。

30分あれば、適当にお茶が飲めるし、おにぎりで小腹が空いているのもおさまる・・・・などど考えていた自分が恥ずかしくなりました💦


如何に時間に追われていか?どうしてそんなに詰め詰めに事を重ねるのか?
仕事の調整ならいざ知らず、全くのプライベート時間なのに・・・・・・(^^;)

❝天から与えられている時間はみな平等である。ひとの能力がいきなり向上するようなことはありません。ならば時間の使い方を徹底的に突き詰めるしかない。すなわち時間を制する者が世界を制している❞

というコメントを読んで、突き詰める=詰め込むと勘違いしていた様な気がしました。


『少し振り返って、時間の使い方を見直しなさい』と神様からの思し召しを頂いたと思う事にし、約束を少し遅らせて頂く事になりました。

先約を変更する事は大変に遺憾なのですが、この流れには乗った方が吉と読んだ訳です。


BJMが流れている訳でもなく、店主の声もお店の雰囲気と合って穏やかです。

🍙を頂かなくても、お茶には和テイストのデザートがセットになっていた事がわかり、お豆腐のプリンを頂いたら、この美味しさにも感動。

全て自家製だそうです。


行こうと思って訪ねたのではないお店で、とても貴重な時間を過ごせることになったわたくしは、『真面目に生きよう』と思わずつぶやいて、店主とお客様に笑われてしまいました。

「今度はごゆっくりお越しください」と優しい声を掛けて下さり、誰とも約束をしない日に、余計な会話をしなくていいスペシャルな時間の中で、丁寧に入れられたお茶をトコトン楽しみたいと心に誓ったのでした。


2016年08月15日

幸せに感謝する日


演奏を終えて会場にて『応援団』と共に(^^♪



♪当日舞台に上がったサロンのお仲間達と



頂いたお花は少しでも長く咲いていて欲しいものです🌼


8月15日(月曜日)

今日は終戦記念日です。

もはやわたくしの年代では、戦争について語る機会も聞く機会も極めて少ないのが現実です。
昨日、両親のお墓参りに出向き、少しだけ墓石に向かって挨拶を致しましたが、そう言えば父が戦争の事を語ったのもそう多くはありませんでした。

思い出したくない、話したくなかったからなのでしょうか?

それでも、夏の暑い最中に敵の飛行機から打たれる弾を避けるように自分より背の高いトウモロコシ畑を逃げ回った話をしてくれた事がありました。

また上官から屈辱的な態度をとられ、血気溢れる父は『なにクソ!!』と反発をしては顔を殴られたという話を悔しそうに話をしてくれた事もありました。

母からは、夜になると空襲で防空壕に逃げた事、焼夷弾が次々振ってきた事を聞きました。

子供の頃の事でしたので、『焼夷弾』を『ショウユダン」と聞いていて「醤油が降ってきたんだ」と勝手に思っていました。
とても恐ろしい話のはずなのに、なぜか醤油・・・のイメージが滑稽な話にも思えたものです。

両親はそれぞれに無事に生き残ったからこそ出会って、結婚し、わたくし達6人の兄弟姉妹を生み育ててくれました。

お盆、お彼岸と機会を設けて兄弟でお墓に出向き、草をむしり、墓石を磨き、花と線香とお茶を手向け、生まれた順番に手を合わせます。

時間にするとそう長くはありません。

皆の都合がつくと大人数なので、その一連の工程が捗るのです。何となく役割も決まっていて、阿吽の呼吸で進みます。

それが終わると、少し早めのお昼ごはんを食べに行き、そこで近況を話し合ったり、夏は高校野球の話、冬はサッカーやラグビーの話で盛り上がります。

何ていう事の無い時間ですが、これが我が家のルーティーンになっており、この行事を済ませるとホッとします。

その前日にはサントリーホールでのpianoの発表会があり、楽しいながらも緊張の一日を過ごしました。音楽仲間と一緒に励まし合って迎えた本番です。

演奏が途中で止まってしまう!なんていう大事故が無かったので、ヤレヤレでした♪

そのプログラムにあった開催者の挨拶文の中に「音楽は必ずしも生活に必要なものでは無いかもしれないが、音楽を通じて疲れた心を癒したり、明日に向かう活力にしたりと人の心を豊かにできる一面を持ち合わせています」と書かれていました。

戦後の混乱時期にも、貧困でも気持ちだけは豊かでいようと賑やかな流行歌を口ずさみ自分自身を励ましていたのでしょう。

亡くなった母も台所仕事をしながら、良く鼻歌を歌っていました。

手仕事をする傍らにはいつもラジオがかかっていました。

今のわたくしは、仕事に重責を持つ身であっても、音楽の師匠や仲間といる時にはその事だけを考えて楽しむ事が出来ます。

その事がどれだけ尊くて幸せな事なのかを噛みしめる事ができた週末でした。

暑い中、拙い演奏を聴きに駆けつけて下さった皆様に少なからず感動の欠片をお伝え出来たのであれば、尚の事幸せです。

2016年08月17日

何故を突き詰める

8月17日(水曜日)

弊社にはいわゆるお盆休みという会社全体の夏休みはありません。

個々に都合をつけ合いながら休暇を取る流れになっています。

薬局で言えば処方元の医療機関も何となく少しづつお休みの期間がずれていたりしますので、何となく8月はマッタリ感が漂います。

そうは言っても仕事は動いていますし、流れを止めるわけにはいきません。

先週の薬局長達との会議と並行して、今日は介護部門の管理者との会議でした。

会議の前の準備をどこまで真剣に整えるかで、会議の精度が上がります。
会議の精度が上がると言うことは、その後の現場に改善がもたらされるはずです。

巷でよく言われている『報告の場からの脱却』を目指して取り組んでいますが、なかなか提案や、議論が活発になる所に至っていないのが現状です。


各自がそれなりの準備をして来ないと、しなくても良い(したくも無い)説教から始める事になります。
社長と管理職の時給を考えたら、鳥肌が立ちそうな勿体無い時間です💦

なぜ?と不思議に思う訳ですが、このシンプルな何故?から「トヨタの5つの何故』を思い出しました。

確か、以前の全体MTGの題材にしたはず……と思って資料を遡ってみたところ、2012年の10月に伝えていました。

4年前になりますので、その話を聴いていないスタッフもいますので、改めて今週の全体MTGで話そうと思いました。

決められた事が出来ていない……これは何故か?
一つ目の『これかな?』が浮かんできたら『それはどうしてかな?』と掘り下げていく。

この?を最低5回繰り返すことで、初めの出来事の本質的な課題が浮かんで来ると言う考え方です。

ところが、何故?の聞き方次第では聞かれたほうが責められている感覚に陥り、課題に目を向けず、貝になってしまう事があります。

単純にルールとして、起こったコトに対して何故?を繰り返す事を習慣にすれば良いのですが、これが身につかないのは何故?なのでしょう。

これは……わたくしの宿題です(^^;;

2016年08月18日

懐かしい資料

8月18日(木曜日)

木曜の午前中はケアマネージャー部門の定例MTGが行われます。

このMTGから身を引いて?久しくなりますが、今日は少し確認したいことがあり『見学させて下さ~い』と下のフロアに出向きました。

結果、見学ではなく事例の相談に乗る事になったのですが、その時に『お互いの職種と役割を理解し、自分がどこまで介入するかを見定める事・・・・』などと話をしました。


午後、自室に戻りデスク周辺の資料を片付けていたら、何と平成21年(7年前)に厚労省の関係機関から依頼を受け、インタヴューに応え作成された介護支援専門員をバックアップする為のガイドブックが出てきました。

久しぶりに見開いてみたところ、MTGで話した内容と同じ事が書かれていて、不思議な気持ちになりました。

わたくしが担当していたお客様のご家族が出版社のお仕事をされていて、インタヴューのご依頼があったと記憶しています。

今事業所の管理者をしているM君と裏表紙にしっかり写真が載っています(笑)

そして、何と付属のDVDにも登場しているはずなのです。

『燃え尽き症候群』で仕事を辞めてしまう事の無い様に、経験者が語る・・・・と言った内容でした。

今の良子の部屋ではなく、『取調室』の様な狭いお部屋に撮影器具を持ち込んで、ちゃんとライトなんかも当てて頂いて、撮影したことを思い出しました。

自分の事ながら、仕事観に一貫性があってホッとしていますし、その教材を持って「ほら、昔から言ってる事一緒でしょ?」と信憑性のある事を証明してあげられました。

7年前にも自分の会社の仕事以外に、何だかんだと取り組んでいたのだな~~と思い返し、その時に一緒に協力してくれたケアマネージャーが今のチームメンバーのリーダーになっている事にも喜びを感じます。

仕事を伝えていく事。

面白さや遣り甲斐はもちろん、足を踏み入れては危険な事柄も伝えた方が良いのかも知れません。

失敗から学べればそれが一番の成長の為の良法なのでしょうが、失敗からいきなりドロップアウトしてしまいがちなこの仕事では、先輩が危険ゾーンを示して上げる事も必要です。

毎日の仕事をそつなくこなしていると、何となく年数だけは経っていきますが、仕事の質を上げるという目標を持っているのであれば、時々は何に対して重要視しているのか?何にこだわりを持っているのかを棚卸する事が大事なのだと思います。

ただ、一人では棚卸がしにくいので、MTGの様な場で打ち明けられる環境を作っていかないといけないと感じました。

厚労省が予算を講じて作成した冊子は誰もが陥りやすい仕事の罠にはまらない様にとの願いを込められて作られたものです。

と言う事は、どの事業所の誰もが抱えている課題でもある訳です。

古い資料ですが、根本に変化がない事を再認識し、『まだ使える・・・・』と懐かしくも、心強い発見をした次第です。

2016年08月19日

Xの正体・・・・

8月19日(金曜日)

午後、全体MITGにて『業務の標準化』『5つの何故?』について勉強しました。

1時間のMTGの前に事前の打ち合わせをします。
その意味を良く伝えておかないと、「言われたから来た」ことになりかねません。

貴重な勤務時間中に3名の時間を使うからには、それなりの成果を上げなくてはなりません。
今日の確認では、まずまずの役割を果たしている様で、ひとまず安心です。

さて、本番のMTGの冒頭で『標準化』そのものの意味を理解していないメンバーが数人いる事が解りました。事前に解って良かった事です。

この事を知っているのと、知らないのとでは進行の方法が変わります。

業務の標準化の前に言葉の標準理解です。

理解度に差があったとしても、まずまずのスタートラインに立って貰うのが準備の一つです。

この準備に手を抜くと、解らない者が置いてけぼりをくいます。
そして、解らなくても通ってしまう・・・という悪循環が起こります。

解らない事が恥ずかしいとか、責められるべき事ではなく、解らない事を解っていない、又は知ったかぶりして時を過ごと人の成長を妨げますし、色々な誤解を与える事にもなります。


・・・・・・・月に一度の1時間ですが、この為に随分と考えさせられることがあります。

社員への啓蒙のつもりが、実は自分自身への課題発見に繋がることだらけです。

一方的に伝えるだけであれば簡単ですが、社員とのやり取りを盛り込むと、様々なキーワードが出てきて、その背景を想像するだけで、また取り組むべき事が見えてくるのです。

その時に『あ~~~これでイイ・・・という終わりが無い・・・・』と痛感します。

何気ない一言で、普段どんな気持ちで仕事に向き合っているのかも伝わってきます。

それがライブ感溢れるMTGの良さでもあります。

表面に起こっている様々な事柄の正体・・・・・。

今日も何故?を3回くらい繰り返すと、意見が出にくくなってきました。

意図的に、強制的に聴いても4回目の何故?5回目の何故?にはなかなか辿り尽きません。

これでは普段、自分たちだけでXの正体を見極めるには至らないはずです。

考える事はとてもエネルギーのいる事で、疲れます。
体力・筋力と同じで普段から鍛えていないと長歩きや階段が登れなくなるのと同じで、頭も考えるトレーニング・習慣をつけないと途中で挫折するのだそうです。

もう歩けない・・・・と同様に、もう解りません・・・・。が答えになってしまうのです。

一人で考えを導き出せないなら、どの辺までたどり着いたのかを教えてくれれば、ヒントを出す手伝いが出来るのです。

歩けなくなりそうな人に手を引っ張ってあげたり、お尻を押してあげたり、杖を貸してあげてゴール迄導いてあげるのと一緒です。

考えは見えないので、解る様にするには発語してもらう以外にはありません。

『解りません』という一言は禁止用語になっている組織もあります。


禁止にしないまでも、その言葉が出たら、わたくし自身がそれを鵜呑みにせず、繰り返し「なぜ?」と問いかけていく事に致しましょう。

『解りません癖撲滅運動』開始です!!

2016年08月23日

人様の事を怒れない理由

8月から23日(火曜日)


昨日、このページにいつもと変わらずに長々と書きしめた内容を読み返してみると、余りにも自分の事と重なっていて、恥ずかしくなり、意図的にアップするのを止めました。
かといって、他の話題で適当に文字を埋める気にもなりませんでした。


お披露目できなかった内容は、あるホテルで受けたスットコどっこいなサービスの事です。

それが幾つも重なったので、『どうしたもんじゃろの~~』というつもりで書き出してはみたものの、似た様な出来事、笑うに笑えない出来事はウチにも沢山ある事に気づいたのです。
(当然、今までも気づいてはいましたが・・・・)

わたくしは社長ですので、会社を良くしたいと思い、人様に良い評価をして頂ける様に尽力するのが責務です。

でも実際は、一つの事すら徹底する事がいかに難しいかを実感しています。

ですから、一流ホテルで起こった笑うに笑えない話も他人事ではないのです。

その場で、何が起きたのかを責任者らしき人に話しましたが、ただ「申訳けありませんでした」と言葉を述べるにすぎませんでした。

ゲストの身になれば、謝るのは当然の事。何となくでもいいから、確信的な言葉があるといいのに・・・と思う訳です。

確信的と言うのは、「この様な事が原因かと思われます」とか「今後は〇〇を徹底致します」などです。

コトの理由が解っているなら、方法は後で考えればいい事です。でも、ただ謝っている姿を見ていると信用は出来ません。真実を見ようとする人であれば、堂々と自分の名前も名乗るはずですし・・・・。

しかし・・・・繰り返しますが、人様の様子を見て『我が事』と繋がってくると、愕然としてしまうのです。

何事も必然・・・・という法則で考えると一流と言われているホテルで食事をし、その時に起こった腹立たしい出来事も、わたくしに何かを気づかせようをした事と捉えれば、合点がいきます。

ブログで人様の不出来を書いている場合ではないのです。
(この頃は表現にも気を使っているつもりですが・・・・)

社内で起こっている色々な事も、その一人一人のパーソナリティの問題にしてはならない事です。

お客様の身になって解る事は、子供の仕業は親の責任だと言う事です。

他の企業やサービスに注文を出すのであれば、同時に自分の足元、姿も見直しのチャンスだと思い、カイゼンの糸口を見つける事に決めました。

裸の王様にならない為には、人様の姿、仕事を見せて頂きながら学ぶ以外にはなさそうです。


2016年08月24日

何だか似てきている?

8月24日(水曜日)

社内で起こっている事、他から受ける様々な事柄に『変・・・』とか『けしからん』と思う事が増えている自分に気づいた時、この表現は誰かに似ている・・・・?と思った時に浮かんだのが作家のS愛子さんのエッセイの数々でした。

20代・30代の頃に通勤電車の行帰りで文庫本2冊を読んでいましたので、読み切りのエッセイは何時も手元にありました。

T聖子さんのお話も面白かったし、S愛子さんは昔から何が好きで何が嫌いなのかをズバズバ言葉にしていたので、とても解りやすかった覚えがあります。

でも、若い時に50代・60代の心境を面白がっていたのと、同年配になって事実と共に共感できるのとではシミジミさが違います。

人気作家におべんちゃらを使う人達の心情を見透かしては、痛快な一言をお返しする。

若い女性の変な服装や化け物みたいな化粧を痛烈に、しかもユーモアタップリに批評する。

ただただ、人の悪口だけでは本があんなに売れるはずがないのです。
愛されるべき人柄や悪口を書いても読まずにいられない絶対的なオリジナル表現にハマりたくて本を買ったものです。

度々かかってくる営業の電話に対応してくれた社員が「このFAXを社長に渡して欲しいと頼まれました」と一枚の資料を持ってきました。

「FAXと言うのはウチで受信したの?」と聞くと、そうだと答えます。

「やーねー~~~。営業の電話をかけてきて、その後にFAXを送ってきたの?こっちが送って下さいって言わないのに?人の会社の紙とトナーで簡単営業するとは何事!!!読んで欲しいなら、自分でお金と労力を払って送りなさい!!と次からは毅然と言うのですよ」

と言ったものの、そんな事を言えるはずがありませんので、社員が言えるような口上をきちんとレクチャーしておきました。

こんなところが、S愛子さんのボヤキと似てきているのです。


毎日何件も掛かってくる営業の電話やFAX。

わたくしが直接対応する際には、丁寧にご辞退の理由をお伝えし、今後の電話は無用とも言う事が出来ます。

悩むのはその前に受ける社員たちです。

うかつに断ると大事な要件だったりすることもあります。

でも、やはり仕事の倫理観と言うのは営業する人達に求めたいものです。

昨日のコメントの様に、人様の事ばかり言ってはいられないのですが、世の中の一人一人がもう少し考えて仕事をする、相手への配慮とはどんな事なのかを勉強して欲しいと思います。

先日、30代の営業職が「この頃の新人は・・・・」と嘆いていた姿を見て、30代で嘆くのなら、皆目見当が付かない、理解不能なのは仕方がないと感じたのですが、まだ現役で会社を守らないといけない立場ですので、上手な付き合い方を学んだり、若い方に少しでも知恵を伝えていかないといけないと感じています。

それが辛口であっても、根底に人としての愛情だけは忘れずにいたいと思います。

2016年08月29日

社長のお務め

8月29日(月曜日)

8月も終盤です。

会社にとっては決算の数字が固まり、法人税をお支払いする重要な月でもあります。

今朝は会計の先生方とその報告と今期の予算の数字について確認し合いました。

そして、午後は金融機関に税金を納めて参りました。

会計の先生いわく「沢山の会社を見ていると、税金対策に必死になっている社長よりも、きちんと税金を支払っている会社が結局は成長しています。そのあり方が支持されるのだと思います」

これはわたくしが社員に対して伝えている事でもあります。

『役職についたり、昇給や賞与で社会保険料や税率が上がると、微妙に手取りが少なくなることがあるかも知れないけれど、それを誇りに思う様な社員でいて欲しい』と。


先週体験した実に不愉快で理不尽な出来事では、当事者も、対応するわたくしもモチベーションが徹底的に下がってしまいましたが、もっと崇高な役割りに目を向けるとクサクサしてはいられません。

しかしながら、何か事が起こるとそれを体験した者達が嫌な思いをすればするほど、周囲に対しての思いやりが深くなっている様に感じます。

その思いやりに応える為にも、やっぱり社長がクサクサしてはいられません。

どんな理不尽な話であっても・・・・・💦と思う事にしました。


2016年08月31日

反田さんのpiano

8月31日(水曜日)

昨夜、楽しみにしていたpianoコンサートに行って参りました。

台風の影響で公演中止にならなければと心配していましたが、大丈夫でした。

演奏者には演奏のスタイルがあります。

反田さんはとても個性的な姿勢をなさいます。

顔(額)が鍵盤にくっついちゃう!!と思うほど前傾姿勢で弾く場面もあり、背屈?と思う様に超~~姿勢よく弾く場面もあります。

その姿勢こそが曲の表現でもあります。

CDで聴いただけでは解らない面白さが生の演奏会にはあります。

そして、同じ音楽家が同じ曲を演奏したとしても、その時のコンディションで随分音が違うのも面白いところです。

私たちの仕事も、結局は外見で評価されるものだと思わないといけません。

どんなに、熱い想いや、頭の中で良いイメージがあったとしても、相手に表現できなければ伝わりません。

独特の表現だったとしても、それが最高のパフォーマンスだという事が伝わるからこそ、拍手が鳴りやまないのだと思いますし、拍手する方は、『良かったです!!』という想いを込めて手がパンパンになる程叩き続けて、拍手の塊で感謝の意を表するのです。

昨日のアンコール演奏が終わった時には、何人かの人が立って拍手をし続けていました。

通常の仕事ではそこまで絶対的に評価される事は少ないでしょうが、一人ひとりの心を打つ仕事は出来るはずですし、それをやっていかないといけないと思います。

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